認定医と指導医の違い
当院では、日本矯正歯科学会の「認定医」・「指導医」の資格をもった院長が、すべての治療を行っています。
患者さまが安心できる確かな治療を行うには、医学的な専門知識、バリエーション豊富な実際の治療経験、常に技術を磨こうとする向上心が不可欠。
学会の認定医であることに加えて、豊富な知識と経験、安定した技術力を必要とする「指導医」であることは、安心できる矯正歯科選びのポイントの1つといっていいでしょう。
また、長い期間をかけて行う矯正治療は、医師と患者さまが信頼関係を築くことがなによりも大切です。
当院は、一方的に技術をおしつけるのではなく、コミュニケーションを重視し、いつも患者さまと同じ目線にたった治療を心がけています。
矯正の認定医を育成する立場が「指導医」です
【認定医とは?】
5年以上の矯正治療経験をもち、審査に合格して得られる資格です。
現在、日本矯正歯科学会認定医は、全国に約2500人います。
【指導医とは?】
12年以上の矯正治療経験をもち、認定医取得後、大学病院で3年間の教育歴がなければ取得できない資格です。
指導医として、使命をもった質の高い矯正治療を目指しています
多くの治療経験を積むことは、すべての歯科医にとって大切なプロセスです。
特に矯正歯科医は、むし歯などの治療とはまた別の技術を身につけなければなりません。
そのためには優秀な指導者のもと、正しいトレーニングを受けることが必須だといえるでしょう。
私は東京医科歯科大学で、数多くの優秀な先輩から矯正治療の指導を受け、平成11年に、日本矯正歯科学会「認定医」を取得しました。
また、平成19年にはその認定医を養成することができる「指導医」の資格を取得し、現在も日々矯正治療の技術向上に励んでいます。
しかし、指導医だからといって、すべての治療を思い通りにできるわけではありません。
同じような症例の患者さまがいた場合、治療経験として参考にできますが、全員の治療にあてはめるというのは、なかなか難しいことです。
矯正治療はあくまで生きている人間を治療する医療ですから、大きく見ると治療のゴールは同じでも、全く同じ治療計画というわけにはいきません。
またそうかといって、全員の患者さま別に工夫に工夫を重ね、凝った治療法を行うことが必ずしも良いことではないと考えています。
身につけた技術の中から最適な方法を選択し、出来るだけシンプルに、患者さまに負担をかけず、可能な限りきれいに早く仕上げる。
そういった目標を持って治療しています。
「できる限りきれいに早く仕上げることが出来るように」これは患者さまも同じ目標です。
おひとりおひとりに最良の治療を提供できるよう、できることとできないことを医学的にきちんと説明し、納得してもらうことも矯正専門医の責任と考えています。
当院は、認定医・指導医の資格を有した院長がすべての矯正治療を行いますが、指導医の資格を持っているからといって、特別な技術料をいただくことはありません。
むしろ、矯正のすべてを知っているからこそ、どんな患者さまでも治療を受けていただけるよう、わかりやすく良心的な費用を設定しています。
みなさまに質のいい矯正治療を知っていただきたいと心から願っています。
認定医を取得する基準とは
認定医の資格を得ようとする者は、学会に申請し学会認定医委員会の審査に合格しなければならない。
認定医の申請は、次の各号を満たす者に限られる。
1.歯科医師免許を有する者。
2.歯科医師免許取得後、引き続き5年以上の学会会員である者。
3.学会指定研修機関における矯正歯科基本研修およびその期間を含めて、5年以上にわた矯正歯科臨床研修を修了した者。または、同等の学識、技術、経験を有すると判断される者。
4.学会の認めた刊行物に矯正歯科臨床に関連する報告を発表した者。
5.学会倫理規定を遵守する者。
指導医を取得する基準とは
認定医の育成および我が国の矯正歯科医療に指導的役割を果たす者として指導医をおく。
指導医の申請は、次の各号を満たす者に限られる。
1.12年以上の学会会員である者。
2.12年以上矯正歯科の臨床、教育、研究に専従している者。
3.認定医である者。
4.大学の附属病院で主に矯正歯科治療を行なう診療科において、矯正歯科臨床に関し3年以上の教育歴および相当の研究業績を有する者。